20年以上社会人経験を積んだ、今だからこそ思う、
新人の社会人の皆さんに伝えたいこと。
- 言われた仕事を時間内に終わらせるのは「あたりまえ」
- コミュニケーションは最大の武器
- 自分の強みを探そう

私が、新入社員として入ってきた部下に最初に言う言葉が、
「言われた時間に、言われたことをやってくれれば、他の時間は何しててもいい。」
です。
正直、新入社員として入ってきた人たちは、
当然社会人経験がなく、
仕事というものが何かはほとんどわかっていません。
なので、指示したことが、
指定の時間までに終わっていることが、
何よりの助けになります。
どの職種でもそうかもしれませんが、
デザイナーとして仕事ができるようになるには、
それなりに時間がかかります。
経験の長さが、デザインの引き出しを作っていくので、
様々なクライアントの要望に応えられるデザイナーは、
それだけ多くのモノを見なければならないと思っています。
空いた時間や、プライベートで、多くのモノを見て吸収することが、
デザイン力を育てることになります。
極論、
言った時間までに、
指示したものがあがってくるのであれば、
本屋に行くのもいいし、
映画を見てきたっていいのです。
- 言われたことをしっかり聞いて理解する
- 時間内に終わらせられるようにスケジュールを立てる
- もし、間に合わないようなら、早めに相談する
最初は、これが自然にできるように訓練します。
数か月が過ぎて、それに慣れてきたら、
言われたことをやるのはあたりまえになります。
指示したこと以上のことができた時に、
はじめて評価につながります。
そこからが、社会人として初めてスタートを切れるのです。

新人でも、社歴がある人でも同じですが、
社会人として、サラリーマンとして生活する中で、
最も大切な力は「コミュ力」だと思っています。
・少しぐらい失敗してもカバーできる
・わからないことを素直に聞ける
・報告、連絡、相談が自然な会話の中で行われている
・空気が読めることで、先回りして必要な事柄を認識できる
実際、ここ数年の新入社員の中では、
コミュ力の差で大きく印象が違っているし、
成長速度も違います。
会社の中には色々な考えの人がいます。
その様々な人たちとコミュニケーションをとることで、
自分自身の考え方をアップデートしていくことが、
社会人スキルアップの正解だと思います。

褒められたことを伸ばそう。
褒められた=認められた部分
つまり、そこを伸ばすことが、
会社の評価が上がるポイントになります。
・作業が早い
・電話の応対
・事務作業が丁寧
・返事がいい
なんでもいいのですが、
小さなことでも、そこを伸ばす意識が他の仕事にも影響します。
褒められれば、嬉しいし、モチベーションも上がって、
他の作業効率も上がるものです。
自分は、作業が早いということがストロングポイントになり、
人より多くの提案をしています。
そこを伸ばしたおかげで、スケジュールにも余裕ができて、
プライベートの時間も取れるようになりました。
全てをうまくこなすのではなく、
一つの良いところを伸ばすことの方が、
個性が出て、代わりのいない人材になれるチャンスだと思います。


